2013年9月20日金曜日

【中国】特権官僚の海外逃亡続出! 祖国と習近平体制を見限り財産まで…

 習近平体制下の中国で、高級官僚の海外逃亡が相次いでいる。中国当局は、家族や資産を海外に移し国外脱出する官僚を「裸官(らかん)」と呼んで取り締まりを強化しているが、「習体制下で、すでに800~1000人が中国を捨てた」(専門家)という。そんななか、現地の一部メディアが高級官僚の子弟「太子党」の超大物が「国外脱出した」とも伝え、波紋を広げている。特権階級の祖国脱出は何を意味するのか。



 衝撃的なニュースだった。中国語のインターネット新聞「博訊新聞網」が、中国政府高官の話として「●(トウ)朴方が、1000億ドル(9兆8000億円)を持って中国から逃亡した」と報じたのだ。配信されたのは6月末だったが、波紋はいまも収まらない。



 名前が挙がったのは、改革開放路線を主導して長く権勢をふるった●(トウ)小平氏の息子で、共産党の中央委員を務めた●(トウ)朴方氏。高級官僚の子弟の集まり「太子党」の中でも大物中の大物といわれる人物だ。



 「特権階級の太子党の中でも序列があり、そのトップに君臨するのが『八大家族』。『革命元勲』と呼ばれる毛沢東ら革命初期の大幹部の子弟のことで、●(トウ)朴方氏もその1人。国内ではアンタッチャブルな存在とされる」(外交関係者)



 実は、「博訊新聞網」が報じて以降、追随するメディアがほとんどなく、一時、内容の真偽を問うような見方も出た。



 だが、現地の政府関係者の間では「信憑(しんぴょう)性のある情報」としてひそかに注目されているという。「太子党」の1人で貿易関係の会社を経営する中国人実業家はこう説明する。


 


 「われわれのコミュニティーの中で、6月はじめぐらいから、この話が広まっていた。中国の行く末を見限り、子供たちの将来を見据えて行動を起こしたのでは、と。ただ、彼には、中国赤十字の寄付金不正流用疑惑への関与を指摘する声もあり、それが理由なのかもしれないが」



 「太子党の大物」をめぐるただならぬ噂。そもそもこうした情報が流れる背景には、習体制下で官僚たちの国外脱出が増えている現実がある。



 『中国人民解放軍の内幕』(文春新書)の著書で知られるジャーナリストの富坂聰氏は、「腐敗撲滅を掲げる党指導部はいま、大規模な地下経済退治をやっている。官僚の不正蓄財の取り締まりを強化し、ぜいたく禁止令も発令した。立て続けに出された金持ちいじめとも言える政策に反発して中国を逃げ出す官僚が後を絶たない」と話す。



 逃げ出すのは官僚だけではない。彼らがため込んだ巨額の資産も海外に流出している。



 米誌「タイム」は6月、中国からの資産流出が「6000億ドルに達した」と報じた。



 「そのほとんどは官僚が汚職や賄賂などで不正に稼ぎ出したものだ。こうした資産を家族とともに海外に移し、いつでも国外脱出できるように準備している。彼らは中国語で『裸官』と呼ばれ、問題視されている」(富坂氏)



 裸官の実数はつかみづらいが、国営金融機関の中国人民銀行が昨年公表した「腐敗資産の国外持ち出しに関する調査報告書」の中で、1990年半ば以降、汚職官僚や国有企業幹部の国外逃亡数は「1万6000~1万8000人」と試算している。



 中国事情に詳しい評論家の宮崎正弘氏は、「官僚たちは、国の危うい実態がよくわかっているからこそリスク回避のために中国脱出を企てる。胡錦濤氏から習氏に政権が移った昨年末がピークだったが、新政権が発足してからだけでもすでに800~1000人が祖国を捨てたと言われている。官僚の国外逃亡を取り締まる側の党指導部の多くも、海外に隠し口座を持ち、海外に拠点を持っていたりする。国の将来を誰も信用していない」と話す。



 中国では一般的に、全人口の1%ほどが特権階級とされており、その中でも、セレブ中のセレブである「権貴階級」と呼ばれる3万~5万人が党中枢を牛耳っている。



 「ある調査では、その権貴階級の87%がすでに自分や家族の海外での居住権を取得しているとされている」と宮崎氏。



 赤い帝国の内部崩壊が始まった。http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130806/frn1308061811005-n1.htm



0 件のコメント:

コメントを投稿