2013年9月27日金曜日

■住民と警官隊衝突、27人死亡 中国・新疆ウイグル自治区


 【北京=川越一】中国国営新華社通信によると、中国北西部の新疆ウイグル自治区トルファン地区ピチャン県で26日午前6時(日本時間同7時)ごろ、刃物を持った住民グループと警官隊が衝突し、警官9人、民間人8人を含む27人が死亡、少なくとも3人が負傷した。同通信はこの衝突を「暴動」と伝えている。
 地元当局者の証言では、武装グループは警察署や地元政府庁舎、建設現場を次々に襲撃。ナイフで人を刺し、警察車両に火を放ったという。警官隊は武装グループの10人を射殺し、3人の身柄を拘束した。現場から逃走した他のメンバーの行方を追っている。
 襲撃グループの総人数や素性は明らかにされていないが、衝突が起きた地域は住民の約9割がウイグル族との情報がある。同自治区では少数民族ウイグル族と漢族の民族対立が続いており、2009年7月に区都ウルムチでウイグル族による大規模暴動が発生。今年4月には、カシュガル地区マラルベシ県で、住民グループと警官らが衝突し、計21人が死亡する事件が起きている。
 4月の事件で、当局側は住民グループがテロを計画していたと主張。テロ組織対策を口実に、ウイグル族の弾圧が、さらに強まっていた可能性がある。
 英BBC(電子版)によると、同自治区内では、当局関係者がウイグル族の男女に、あごひげをそることやベールを外すよう強要するなど、伝統文化の抑圧も進んでいるもようだ。

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