2013年10月12日土曜日

不興・韓国GPが世界中から嫌われるこれだけの「理由」…ドライバーたちは競うように韓国を脱出し、日本へと向かった

2013.10.12 07:00 (1/2ページ)westスポーツ
韓国GP初日、ガラガラの観客席(上)。多額の負債も抱え、多方面から不興をかっている(ともにAP)
韓国GP初日、ガラガラの観客席(上)。多額の負債も抱え、多方面から不興をかっている(ともにAP)
 10月4日から6日まで韓国南部の霊岩にあるコリアン・インターナショナル・サーキットで開かれた自動車F1シリーズの韓国グランプリ(GP)が、不興を買っている。欧米メデイアも「今回が最後の韓国GPとなるかもしれない」(英紙インディペンデント=電子版)、「たぶんF1の年間スケジュールから外されることになるだろう」(英紙ガーディアン=同)などと辛口の論評が目立つ。
空っぽ観客席にラブホ住まい
 理由はお粗末な大会運営と人気のなさ。今年の入場者は昨年より約6千人減少して約16万人で、「空っぽの観客席からなんとかやる気を起こさないといけなかった」とルイス・ハミルトン(英国)。ジェンソン・バトン(同)は「会場の雰囲気を盛り上げてくれるファンがいないレースはいつも悲しい。ファンなしにはスポーツは成り立たない」と嘆き節だ。
 さらに、ソウルから約400キロ離れ、サーキットの立地が悪いのも大きな問題。周辺に宿泊施設がほとんどなく、多くの関係者は「ラブホテル」に宿泊しなければならないという。英紙テレグラフ(電子版)は「韓国では一般的に両親と同居している若者カップルが親密な関係を持つ場所として活用されている」と説明し、いくらか誇張されている可能性があるとことわりながら「コンドームにローションが入ったビン、鏡張りの天井にベッドの上の赤いライト…。サーキットに出かけている間に別の客に“貸し出されている”ケースもあった」と詳細をリポート。そのうえで「F1関係者の中で最も不人気なレースの最有力候補だ」と断じた。
当初の予定では、総合大学や医療学校に加え、カジノなどもサーキットの付近に建設される予定だったが、可能性はゼロに近いという。
 


逃げ出すドライバー
 さらに、レース中に炎上したマシンを放置したり、二酸化炭素消火器ではなく、エンジンのギアボックスにダメージを与える粉末消火器を使っていたり…。
 不満を抱くドライバーたちも決勝が行われた日のうちに競うように韓国を脱出し、次のレースが行われる日本に向かうようになったという。ハミルトンは「(韓国GPは)一年の中で最もリラックスした週末だが、一般的にもっと街中の方が好きだ。ここでは、サーキットとホテルの2人の受付係以外、多くの人を見なかった」と心境を語った。
 そうでなくても、韓国GPは2010年の初開催以来、多額の負債を抱え、その額は150億円を超えるとの報道もある。F1の年間スケジュールを見直し、ロシアやメキシコ、米ニュージャージーなどを代替地とする案もある。前述の英紙テレグラフは「韓国GPが他の候補地に取って代わられたとしても、多くの関係者は悲しまないだろう」と結論付けている。

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