2013年10月30日水曜日

【断末魔の中韓経済】通貨危機に怯える韓国 「スワップ戦略」を加速させる病巣


安倍晋三首相(手前)には強硬姿勢を続ける韓国の朴槿恵大統領だが、資源国には“救命”を懇願?(ロイター)【拡大】


 韓国が「通貨スワップ戦略」を加速している。言葉を選ばずに書かせてもらうと「笑って」しまった(失礼)。

 韓国は10月、アラブ首長国連邦(UAE)とマレーシア、そしてインドネシアと通貨スワップ協定を締結し、さらにオーストラリアともスワップ協定締結を目指すという。

 これら4カ国に共通する特徴は「資源国」であることだ。要するに、韓国は次なる通貨危機時に、最低限の資源を一定の為替レートで輸入するための「保険」として、資源国と通貨スワップ協定を締結していっているわけだ。

 そもそも、通貨スワップ協定は自国通貨から外貨への両替が激増し、為替レートが暴落する事態にでもならなければ何の役にも立たない。自国通貨の価値が暴落し、何が困るかといえば、「輸入」ができなくなることである。特に、韓国の場合は自国のGDP(国内総生産)に占める輸出入の割合が大きいため、為替レート暴落は国民経済的に致命傷になる。





 「ウォンが暴落すれば、輸出が容易になるのでは」と思われたかもしれない。それは確かにその通りなのだが、韓国経済の特徴は輸出と輸入が「ともに多い」ことである。

 何しろ、2012年の韓国は輸出依存度48・5%に対し、輸入依存度も46%に達しているのだ。すなわち、韓国は外国から資源や資本財を輸入し、加工して製品を輸出する経済モデルになっているのだ。無論、韓国以外も同じモデルを持つが、特に韓国は「輸入し、輸出する」経済活動が、国民経済の規模(GDP)に占める割合が相対的に大きいという話だ。

 すなわち、韓国は輸出するために「まず輸入」しなければならないのである。通貨危機で為替レートが暴落すると、外国からの資源などの輸入が困難になる。すると、韓国の主力産業である輸出産業までもが身動き取れなくなってしまうわけだ。「為替レート暴落で、輸出競争力回復!」といった、単純な話にはならない。

 現在の韓国ウォンの為替レートは上昇傾向だが、これは07年までのウォン高局面と酷似している。外国からの投資(および投機)が殺到し、外貨からウォンへの両替が増え、為替レートが上昇する。何らかのショックがあった時点から、外資が資金を引き揚げるキャピタル・フライトが発生し、ウォンが暴落する。これが、韓国の通貨危機の毎度のパターンだ。

 日米両国との距離が開くなか、資源国との通貨スワップを進めている以上、少なくとも韓国の当局者は自国の問題を理解していることになる。次なる通貨危機を恐れているからこその、「通貨スワップ戦略」という話なのだ。

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