2013年11月1日金曜日

ミシュランも〝騙された〟…奈良の近鉄系「-三笠」で偽装発覚 ホテル部門3年連続格付けは何?

食材の“偽装”が発覚した「奈良 万葉若草の宿 三笠」=奈良市
食材の“偽装”が発覚した「奈良 万葉若草の宿 三笠」=奈良市
 食材偽装表示問題はどこまで広がるのか。近鉄旅館システムズ(奈良市)の北田宣之社長の31日の記者会見では、宿泊施設「奈良 万葉若草の宿 三笠」(奈良市)と「橿原観光ホテル」(橿原市)の食材偽装表示が明らかになった。世界的な観光ガイドブック「ミシュランガイド」にも紹介された三笠では、「和牛」や「大和野菜」とされた食材の“偽装”が次々と判明。運営会社側は「調理担当者の認識不足」と意図的な偽装を否定したが、利用客や生産者からは「裏切られた」など怒りの声が上がった。
3年連続で格付け
 三笠は昭和30年創業の高級旅館。平成22年から県内の飲食店やホテルの掲載が始まったミシュランガイドで3年連続、ホテル部門の格付けを受けている。
 運営する近鉄旅館システムズ(奈良市)によると、三笠では、宿泊客の部屋食や施設内のレストラン、宴会で提供した10品のメニューで「大和肉鶏の唐揚げ」や「吉野葛餅」と表記しながら、県外産の食材を使用。オーストラリア産牛肉の成形肉を使ったメニューを「和牛朴葉(ほおば)焼き」などと表示していた。
 また、お節料理の一品として、ボラの卵巣を塩漬けにした高級食材のからすみを、タラやサメの卵を使った商品で代用。「車海老(えび)」のメニューも輸入品のブラックタイガーで代用していた。
「思い込みで使用していた」
 市内で同日会見した川越吉晃総支配人は「料理長がラベルを確認せずに、思い込みで使用していた」などと強調。「『偽装』と言われても弁解の余地はない。お客さまに不安とご迷惑をおかけし、おわびを申し上げたい」と謝罪した。今後、利用客約2万5千人に返金するとしている。
 一方、景品表示法に定められた、牛肉メニューへの成形肉使用の表示をしていなかった橿原観光ホテルは「誤認させる意図はなく、産地の表示にも誤りがなかった」として返金には応じない方針。
利用者は「裏切られた」
 三笠に宿泊していた神奈川県茅ケ崎市の男性会社員は「裏切られた気持ちでいっぱい。まさか自分たちが問題の渦中の人間になるとは…」。東京都新宿区の男性会社員(60)も「2カ月前から楽しみにしていた旅行だったので、残念としか言いようがない」と肩を落とした。
 食材の不適切な表示に、県内の生産者も憤る。
 大和肉鶏の飼育から販売までを手掛ける桜井市内の食肉業者の男性取締役は「食べた人に『大和肉鶏はこんなものか』と思われると、大切に育ててきたブランドイメージに傷が付く」とし、「飲食業界全体でメニューの表示を見直してほしい」と訴えた。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/131031/waf13103121570038-n1.htm

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